奉祝詞
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作成者 Jogye 日時23-05-26 09:38 再生245回 コメント0件本文
宗正 奉祝法語
無生の人生を成し遂げ、解脱の威神力を備えた方が今日真理の現身として私たちのそばに来たり、凡夫を直して聖人を成し、雨雷のような喝をすると、毘盧の海がひっくり返り、考えるたびに弥勒が下生します。
至る所に真理の玄関が開かれ、衆生を悟らせる獅子吼が溢れ、
慈門が開かれ、衆生を饒益にする無畏施が溢れます。
鳥たちは歓喜に満ち、生滅のない無生歌を歌い、
石女は線のない琴で枠外の便りを伝えると、頭頭物物は仏祖大機を解きほぐし、
凡聖は本来の面目を通じ、差別のない一味を成します。
森羅万象は一機一境を通じて真理の姿を現し、
皆様の前には終始のない光が置いています。
自性を通じて無生の面目を悟った者は、苦痛から抜け出す解脱と安楽を得られる。貪欲の中に存在する利他的な徳性を悟った者は共に痛み、治癒する菩薩の大機大用を得られる。
仏様は悟りを開き、衆生が持っている闇を取り除き、本来の面目を悟らせる智慧の田畑を耕し、衆生が吐き出した怒りと痛みを般若の胸に抱き、温かい慈悲へと変えさせました。
世の中の苦痛は愛と慈悲の献身がなければ減らず、衆生の苦痛を自分の体に収める悲願なしには救済されません。私たちの心の中にある大悲の考えが世の中を変化させ、人生を変えていきます。
毎日憎み合い、喧嘩し、顔を赤らめる隣人が仏様となる人であり、仏祖大機を備えた真理の具現体であります。今日、私たちが灯した慈悲の灯りは挫折の傷を負う人々を慰め、傲慢になった人々には回心の目を開け、自分を低くさせる本心の灯りです。
仏紀 2567年 四月 初八日
大韓佛敎曹渓宗 宗正 性坡