仏紀2566(2022)年、宗正猊下真際法遠大宗師新年法語
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作成者 최고관리자 日時22-01-03 09:43 再生830回 コメント0件本文
仏紀2566(2022)年、宗正猊下真際法遠大宗師新年法語
壬寅年大韓仏教曹渓宗宗正新年法語
佛祖場中不展戈
後人剛地起嚆訛
道泰不傳天子令
時淸休唱太平歌
仏様と祖師がおられる所では争いがないのに
後人が善し悪しを論じているだけだ。
真理の道が広がれば、天子の法令を伝えることもなく、
世の中が清らかで、清らかな時代には太平の歌を歌う必要さえない。
壬寅年、正月の朝に浮かび上がる赤い太陽に、世界中に広がっているコロナウィルスや世界の葛藤、飢餓と戦争など、漆黒の無明を追い出し、国民の胸には希望が満ちるよう祈ります。
仏様の教えの核心は縁起法です。
つまり因縁生起です。
「これがあるからあれがあって、これがないとあれがない」です。
すべての存在が様々な条件により成立し、
条件の変化により消滅する重重帝網の縁起の世界です。
全世界的に広がったコロナウィルスの恐怖と苦痛は、人間の自惚れによる自然の無分別な開発と環境破壊に対する自然の対応です。
これに対する根源的な解決策は、人間が自然に対する姿勢を変えることです。
私と他人は二人ではない、私と共に他人が存在し、
人間と自然は個別的ではない、人間と共に自然が共存する万有同一体です。
新年には維摩居士の、「衆生が病気になると菩薩も痛み、衆生が治ると菩薩も治る」という大慈大悲の教えにより、宗教や理念、男女と世代、階層と貧富を越え、皆が菩薩心を持ち、一人ひとりが幸せになり、世界が平和になるよう祈ります。
全人類よ!
生まれるたびに永遠なる幸せと福楽を享受したいなら、
「両親から生まれる前の何が真なる私であろうか。」と、
日常生活の中で何回も問うことで、
「真なる私」に気づきます。
そうすると、万有の本質を目の前にする眼目が開きます。
私と他人二人ではない、同体大悲の悲願を実践し、
人類が一つになる太平の御代を享受しましょう。
佛紀 2566年 元旦
大韓仏教曹渓宗宗正真際法遠