
日韓仏教交流協理事長一行、総務院礼訪
韓日仏教、5月25~29日にわたる韓日仏教大会において「協約」
韓国側の要請を受けて日本の仏教界が政府を説得
昨年、韓日仏教文化交流協議会(以下、韓日仏教協議会)を通じて、驪州神勒寺に過去の事を懺悔する内容の人類和合共生祈願碑を建立した日本の仏教界が、今年、景福宮の建物だと推定される搬出文化財の観月堂の韓国への返還を推進している。
韓日仏教協議会の日本側理事長の西郊良光師(天台宗元宗務総長)と事務総長の野沢隆幸師(真言宗平間寺元老)は、5月3日、曹渓宗総務院長の慈乗師を礼訪し、次のような内容を伝えた。5月25~29日、京都・延暦寺にて開かれる第31次韓日仏教文化交流大会に韓国仏教界の参加と協力を求めるために訪韓した日本代表団は、「第30次大会で韓日両側が共同で人類和合共生祈願碑を建立するようになり嬉しく思う。また、第31次大会は両国仏教界の交流と協力が一段階進歩するきっかけになるはずだ」と語った。
韓日仏教協議会によると、韓国仏教界は今年韓日仏教文化交流大会を推進する中で、日本仏教界にいくつかの搬出文化財に対する還収協力を求めた。日本仏教界は韓国仏教界の要請に従って日本政府を説得し、最近「観月堂」の年内返還を承認されたと伝えた。韓日仏教協議会は第31次大会で別途の協約式を持ち、共同宣言を通じてこれらの事を公式に宣布する予定である。
慈乗師は「昨年の人類和合共生祈願碑の建立に引き続き、観月堂の返還のために努力してくださった日本の仏教界に感謝する。第31次大会の開催の成功と両国仏教界の発展のために支援を惜しまない」と答えた。
韓日仏教協議会理事長の泓坡師は、「日本仏教界の積極的な努力で観月堂は年内に韓国に戻ってくる予定だ」とし、「しかし、観月堂に祭られている観音菩薩像と石燈など日本文化財は日本の他のお寺に祭られる」と語った。

「観月堂」は、15世紀に造成された建築物で、月宮殿と呼ばれた景福宮の付属建物の一つであった。しかし、日帝強占期の1924年、山一証券の杉野喜精社長が建物を丸ごと取り離して日本政府に寄付し、国宝の鎌倉大仏がある神奈川県鎌倉高徳院に移された。日本人たちはここに徳川2代将軍の徳川秀忠が持っていた観世音菩薩像を奉安し、殿閣の名を観月堂に変えた。しかし、観月堂は韓国から日本に移される過程で多くの部分が毀損されて、壁面をセメントで上塗りをするなど、何の管理もせず放置されてきた。
一方、「両国の仏教を学ぶ」という主題で行われる第31次韓日仏教文化交流大会は、日本の天台宗総本山である京都の延暦寺にて5月25~29日まで4泊5日で行われる。今回の大会は世界平和祈願法会の奉行を始まりとし、学術セミナーを含めて東山文化を代表する銀閣寺、浄土宗の総本山知恩院、ユネスコ指定世界文化遺産の金閣寺など京都一円の寺院で様々な文化交流の行事が行われる。